浮上油回収装置の価格にビックリ

プロを目指してインディーズバンドを組んでいますが、夢は大きな会場でコンサートを開催することです。
そのためには素晴らしい曲を作って、ファンを集めることが必要です。
ただインディーズだということもあり、バンドマンとしてだけでは生活ができないので、アルバイトを掛け持ちしています。
アルバイト先では学生やフリーターが多いですが、年代も背景もばらばらなので適度な距離感があって快適な職場です。
バイト先の1つで知り合った友人が、半年前に工場に就職しましたが、大変なことをしてしまったと連絡をよこしました。

工場で働く友人が「浮上油回収装置」を壊した

半年前に工場に正社員として就職することが決まり、これからは安定した生活ができると喜んでいたので自分のことのように応援していました。
付き合っている恋人がいたので、経済基盤が整ったら結婚もするのではないかと考えていました。
そんな矢先に、工場にある浮上油回収装置を壊してしまったからどうすればいいかと連絡がきたときには驚きました。
浮上油回収装置というものは初めて耳にしましたが、工場を稼働させることによって排出される排水を油分と分解することによって、環境を守りながら処理しやすくする機械だということを知りました。
浮上油回収装置の排水を吸い込む部分の流れが悪かったので、機械整備が得意だった友人が修理できると意気込んで挑戦したものの、ボルトが外れて完全に排水ができなくなったということでした。
責任者である工場長に話すべきだということはわかっていますが、退職せざるを得ないかもしれないと落ち込む友人にはかける言葉がありませんでした。

工場レベルだと個人では弁償できない

修理ができないのであれば、新しいものを購入して弁償するしかないだろうと考えました。
そこで価格を調べてみたところ、浮上油回収装置というのは既製品として販売されているのではなく、それぞれの工場によって求めている規格が異なるので、ほぼオーダーメイドのような注文方法になることがわかりました。
しかも工場に設置されているのは、特注品扱いになって、規模も大きくなるので個人レベルでは弁償することが不可能なほど高価格になります。
この際、腹をくくって責任者に話をして、分割してでも弁償するという誠意を見せたほうがいいと促しました。
もし退職することになったら、また一緒にアルバイトをして働こうと励ますことしかできませんでした。
その結果、友人は責任者に壊してしまったことを話したら、来月には買い替える予定だったから大丈夫だと笑って励まされたことがわかりました。
弁償する必要はなくなりましたし、継続して工場で友人が働けることがわかったのでほっとしました。